東京航空交通管制部(東京コントロール)の管制エリアは、上図の通り北関東から関東全域・中部・北陸・及び関西と、非常に広いエリアをカバーしています。このためセクターも非常に多くなっています。

 

　地図中の「T01」から「T49」で示されているのが「セクター」です。カッコの付いている数字は管制を担当する「高度」を表しています。
例えば「T25(285+)/T24(285-)」という表記は、T24のセクターのうち高度28500フィートより上空を飛行する航空機はT25のセクターが担当し、28500フィート以下の高度を飛行する航空機はT24のセクターが担当する、という意味になります。

 

　また、国土交通省では2025年度までに、航空管制の上下分離を進めており、巡航中の「高高度空域」と上昇・降下中の「低高度空域」の2つに分割されます。詳細は国土交通省のホームページなどを参照ください。

 

　それぞれのセクターには名称が付けられています。各セクターの名称と周波数は下表の通りです(セクタ名が無いエリアもあります)。

　東京コントロールのセクター名と周波数一覧表です。

 

「表記」に記された記号が、地図中の記号と一致します。周波数の単位はすべて「MHz」です。

太字は主用波(主に使用する)、細字は副用波を示します。航空無線の受信をする際は、通常時は主用波を受信してください。

 

　この表に記載の無い、飛行高度による区分もあります。詳細は「AIS JAPAN」等のホームページでご確認ください。

「AIS JAPAN」については、「航空路の管制周波数」または「空港の管制周波数」のページに記載しております。