- 1.管制エリアとセクター
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飛行高度33,500フィート未満の
セクタ区分飛行高度33,500フィート以上の
セクタ区分(2023年10月改訂版) 札幌航空交通管制部(札幌コントロール)の管制エリアは、上の地図で示された通り東北地方から北海道全域をカバーしています。
地図中の「Sxx(xxは数字)」で示されているのが「セクター」です。カッコの付いている数字は管制を担当する「高度」を表しています。
例えば「S03(240+)/S31(240-)」はS03のセクターのうち、高度24000フィートより上空を飛行する航空機はS03のセクターが担当し、24000フィート以下の高度を飛行する航空機はS31のセクターが担当する、という意味になります。
また、国土交通省では2025年度までに、航空管制の上下分離を進めており、巡航中の「高高度空域」と上昇・降下中の「低高度空域」の2つに分割されます。詳細は国土交通省のホームページなどを参照ください。
それぞれのセクターには名称が付けられています。各セクターの名称と周波数は下表の通りです。
なお、札幌コントロールは2025年頃までの予定で実施されている、国土交通省の「管制空域の再編」事業により、廃止が予定されています。
廃止後は東京コントロールが広域で管制を担当する予定です。管制周波数の変更等が考えられますので、ご注意ください。
- 2.セクターと周波数
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札幌コントロールのセクター名と周波数一覧表です。
「表記」に記された記号が、地図中の記号と一致します。周波数の単位はすべて「MHz」です。
太字は主用波(主に使用する)、細字は副用波を示します。航空無線の受信をする際は、通常時は主用波を受信してください。
この表に記載の無い、飛行高度による区分もあります。詳細は「AIS JAPAN」のホームページ等でご確認ください。
「AIS JAPAN」については「航空路の管制周波数 」または「 空港の管制周波数 」のページに記載しております。
表記 | セクター名 | 周波数 | 備考 |
---|---|---|---|
S01 | 三沢西 (Misawa West) |
133.300 279.200 120.575 277.100 |
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S31 | 東北広域 (Tohoku Kouiki) |
127.575 315.300 120.575 277.100 |
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S02 | 三沢東 (Misawa East) |
124.500 303.800 120.575 277.100 |
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S03 | 北海道南 (Hokkaido South) |
119.300 276.500 133.500 134.250 260.400 |
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S04 | 北海道東 (Hokkaido East) |
127.500 132.600 255.200 134.250 260.400 |
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S34 | 道東広域 (Doto Kouiki) |
128.325 246.100 134.250 260.400 |
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S05 | 日本海 (Nihonkai) |
120.750 279.500 134.250 260.400 |
緊急用周波数は、全セクター共通で121.500MHz及び243.000MHz。